「学校の教員は人権感覚がない」という傾向はあると思う
学校の教員に人権感覚がないという傾向はあると思う。
代表的なのは「いじめの事実はなかった」だ。いじめゼロを目指す学校ほどいじめの事実を隠蔽しようとするし、暴行や傷害をいじめと言い換えて責任をとらない。
「損をするのは被害者、加害者が大きな得をする」のが学校の現状だろう。(会社でもそうだが、従業員が横領したら刑事告訴することが多い)
積極的に生徒に殴る蹴るの暴行をくわえている教員も珍しくはない。大分県立竹田高では、2009年に剣道部の練習中に熱射病で倒れ、その後部活顧問に殴られて死亡するという指導事故があった。
この顧問は日常的に次のような暴行をしていたと言われている。
・防具の無いところを竹刀で叩く
・部員が面をつけていない状態で、(顧問が)木刀を逆さに持って木刀のかたい鍔(つば)の部分を部員の頭に当てて10回以上叩く
・顔を両手で挟み込むような形で(両手で両頬を)叩かれる
詳しくは以下の記事を参照のこと。(刺激が強いので注意)
参考:大分県:剣道部顧問による暴行致死事件(3) 17歳で逝った兄へ
この事故について、裁判所は元顧問に「重過失があった」とした。
こういった行為が「事故」というのはかなり違和感があるが、学校現場の事故で、住民訴訟により公務員個人の賠償責任を認めた判決が確定した初めての例だ。
こういった裁判などの積み重ねで改善されていけばよいのだが、学校内での治外法権がなくなるのはまだまだ先の事だろう。
学校の部活は生徒にとって義務ではない。死ぬまで我慢しなくてもよいのだから「もうダメだ」と思うことがあったら行かないでいいよ。